Naka Tomizawa
2020 GW
EXT-0034 2020.8.12 RELEASE 2000yen (TAX IN)
1. 空港 [5:00]
2. 防人 [3:01]
3. 気流 [2:29]
4. 散策 [4:48]
5. 面影 [4:37]
6. 或る浜辺 [2:23]
7. 夜の空気 [3:17]
8. 捧ぐ [3:50]
冨沢仲 a.k.a. KING OF OPUSによる、アンビエント・ギターインスト・アルバム
2020年春、コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言、外出自粛を受け、全てのクラブ、ライブハウスが営業を停止しました。多くのDJ、トラックメイカー、アーティスト達は活動の場を失い、無観客での配信、自宅での創作に専念する事になりました。
そんな中、エレクトロ・エキゾ・ダブの帝王と異名をとる、KING OF OPUS名義で活動するNaka Tomizawa(冨沢仲)は、歌のないギターの弾き語りのような、アンビエント・ギターインストとも言える楽曲をSoundCloudに次々とアップしました。
そこには、深くダブ処理をされたギターの奥からTB-303などのエレクトロニクス・サウンドが、静かに浮かんでは消えていきます。
SoundCloudにアップした楽曲をほんの少しの手直し、マスタリングを施したのがこのアルバムです。
この8篇の心象風景が、懐かしく聴けるを日を願って…
Naka Tomizawa(冨沢仲)
エレクトロ・エキゾ・ダブの帝王と異名をとる、KING OF OPUS、日本のテクノ・ハウス黎明期から活動するPC-8のメンバー。KING OF OPUSは1992年、冨沢仲を中心に結成。
レゲエやヒップホップのマナーを感じさせつつ、下北沢の伝説のクラブZOO(後のSLITS)で鳴らされていた音を体現するかのような、ノン・ジャンル(≠オール・ジャンル)でオリジナルなサウンドを展開。
1995年、国内テクノ・レーベルのTRANSONICより1stアルバム「CIRCUMSTANCES VICTIMIZATION」をリリース。国内外問わず世界初のエキゾとダブを融合させたアルバムとして、その先鋭性はいまだにアンダーグラウンドの都市伝説とも言われる。
その後の活動休止期間中は冨沢のソロ活動として、ジャマイカプレスの7インチオンリーのインストダブmumbling dub/mumble manのリリースなどをメインにしていたが、2007年avex traxよりTSUTCHIE (SHAKKAZOMBIE)、脱線3のロボ宙、Dry&Heavyの井上青、横浜PPPのLatin Quarter、スマーフ男組のマジアレ太カヒRAWなど多彩なゲストを迎え制作された2ndアルバム「LAST」をリリース。RAWLIFE、スペースサファリ(小山田圭吾、青葉市子、ユザーンなどが出演)などのアンダーグラウンドフェス、都内、地元群馬でのライブ活動も盛んに行う。2014年、3rdアルバム「MICRO DUB chapter1」をDÉ DÉ MOUSEやCHERRYBOY FUNCTION、INOYAMALANDのリリースで知られるExT RecordingsからCD、アナログでリリース。日本全国でのライブも増えていく。2018年10月、4thアルバム「KING OF OPUS」リリース。ゲストボーカル、MC、ミュージシャンに、鶴岡龍、HIDENKA、YARMA、こまどり社員、chishaを迎え、アルバムの半分が日本語詩のボーカル、ラップ入りのトラックが占めている新しくも集大成となるアルバムとなった。