Wednesday, May 5, 2021

TRANSONIC RECORDS FROM 1994 TO 1995


V.A.

TRANSONIC RECORDS

FROM 1994 TO 1995

EXT-0036  2021.6.2 RELEASE  ¥3,000 (tax in)  2CD


1-01. RING / MIND DESIGN

1-02. BLOOD+TEARS / DRAWING FUTURE LIFE

1-03. USED UFO / ORGANIZATION

1-04. TARPM / TANZMUZIK

1-05. BLASTING SOUL / INTERFERON

1-06. SKYWALK [KEN ISHII REMIX] / MIND DESIGN

1-07. AURORAL HEAT [SUBVOICE ELECTRONIC MUSIC REMIX] / MUSHROOM NOW!

1-08. DREAM TRANCE / MIND DESIGN

1-09. SPACE BALL [7” EDIT] / ORGANIZATION

1-10. FUNK AROUND THE WORLD / SUZUKISKI

1-11. CALL / ORGANIZATION

1-12. FROZEN ROAD IN THE RAIN / MUSHROOM NOW!


2-01. STEREOPHONIC LANDSCAPE / MIND DESIGN

2-02. TWIN MOON / UNREAL

2-03. FOAMING WAVES / PALOMATIC

2-04. SAHEEN / KING OF OPUS

2-05. TRANSTRANSONIC / SUZUKISKI

2-06. UNDER THE GROUND / PALOMATIC

2-07. WATUSI STOMP / KING OF OPUS

2-08. DECEMBER 26TH 1994 [ABRIDGED] / TRANSONIC JOKERS

2-09. CHELSEA / SUZUKISKI

2-10. A. O. N / KING OF OPUS

2-11. DAWN OF RAINLAND / INTERFERON

2-12. SKYWALK / MIND DESIGN



ヤバい体験です。透明なシンセサイザーのコードにさながら幻覚のようなシークエンスとディレイ成分が溶け出していく様子は、めまいの中で身体に仄かな熱を感じる瞬間を引き延ばし続けたようでした。

これが自分の生まれた年の音楽かと思うと更に驚きです。


柴田(パソコン音楽クラブ)





海外での再評価の機運が高まる、日本の代表的テクノレーベルTRANSONIC RECORDS、日本の90年代テクノ黎明期を象徴するコンピレーションアルバム

昨今、海外で70~80年代の日本のシティポップ、ニューウェーブ、環境音楽が注目され、再評価を得ました。そして現在、注目され始めているのが、日本の90年代のダンスミュージックです。

そういった動きの中、2021年夏、イギリスの新進レーベルSAISEI(1stリリースは日本の90年代最初期のテクノユニットKINO-MODERNO)より、ExT Recordingsの前身にあたるTRANSONIC RECORDS(トランソニックレコーズ)初期1994~1995年のコンピレーションアルバムが、アナログ盤のみでリリースされる事になり、またそれ以外の海外レーベルからもリイシューのオファーを受けるなど、具体的な再評価が始まっています。

それに呼応して、日本国内ではCD2枚組と配信でのリリースを行います。

レーベル黎明期であり、90年代のテクノブームであった1994年から1995年にリリースされた12枚のアルバムから選りすぐった24トラックを2021年最新マスタリング音源にて収録。

初期トランソニックを象徴するサウンドと言える、透き通ったコード感のシンセパッド、疾走感のあるビートメイクで、デトロイトのレーベルからのリリースもあるMIND DESIGN、DÉ DÉ MOUSEやCHERRYBOY FUNCTIONを輩出し、現在世界的評価を得ているINOYAMALANDのリリースを手掛けるExT Recordings、電子音響レーベルZERO GRAVITY主宰の永田一直によるORGANIZATION、エレクトロエキゾダブの伝説と称され、現在も勢力的に活動しているトミザワナカのKING OF OPUS、国内外のレーベルから多数の作品をリリースし、永田一直、MIND DESIGNのサワダトモノリと70年代型ドラムンベースユニットとして話題になったFANTASTIC EXPLOSIONのメンバーとしても活動したSUZUKISKI、現在はSigh Society名義で活動し、90年代初頭にはKING OF OPUSのトミザワナカとのテクノハウスユニット、PC-8での活動も知られるハゼモトキヨシのINTERFERON、結成時の電気グルーヴのキーボードで、脱退後はテクノハウスユニット、TAKAHASHI TEKTRONIXを結成し話題となり、近年はデンマークのレーベルより12インチをリリースしたタカハシコウジのPALOMATIC、世界三大テクノレーベル、ベルギーのR&Sのアンビエント部門APOLLOや国内のSUBLIMEなどからのリリース、メジャーフィールドでの活動でも知られるサワサキヨシヒロのMUSHROOM NOW!名義でのアンビエントトラック、内省的なエレクトロダウンビートが印象的なMIND DESIGNのサワダトモノリのソロプロジェクトUNREAL、永田一直、サワサキヨシヒロ、トミザワナカによるテクノインプロビゼーションユニットTRANSONIC JOKERSのライブ録音、福岡を拠点として逸早く海外リリースを行った日本の先駆的テクノレーベルSYZYGY RECORDSを主宰したイナオカケンとNi-YaのユニットDRAWING FUTURE LIFE、世界三大テクノレーベル、イギリスのRISING HIGHや国内のSONY、SUBLIMEなどからのリリースで知られる、AKIO&OKIHIDEのユニットTANZMUZIKのコンピレーションだけに収録されていた貴重なトラックに加え、リリース以来長らく入手困難だった世界を代表するテクノゴッドKEN ISHII(ケンイシイ)がMIND DESIGNへ提供したリミックストラック、多数の12インチをリリースし、主に海外で活動をしていたSUBVOICE ELECTRONIC MUSICが手掛けたMUSHROOM NOW!のリミックストラックを収録。

このコンピレーションアルバムは、海外での日本の90年代テクノトラックの再発見に対する、日本からの最初の回答です。



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